2012年6月6日水曜日

“神の手で創られた” 史上最高の女流ピアニスト マルタ・アルゲリッチの日 - 《音楽カレンダー》6月5日 : 視聴できます

美人コンテストに出て、優勝しないでもお仕事が来たり、新しい出会いが始まる。むしろ優勝者よりも面白い未来があったりします。国際コンクールは、入賞することは偉業ではあるけれども達成ではない。遺業に帰されるものではありません。その後に意行とするために活かして欲しいというのが多くの国際コンクールの、開催の本意でしょう。アメリカの名の知れたピアニストのコンクールは、国際的な演奏会を一度だけ公演してくれる。このコンクールの優勝者は10代が代表しています。

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2012年6月3日日曜日

《指揮者の肖像》歌手の上半身裸はよく見るけれども指揮者の裸は彼が唯一かも... Recomended Recordings

何かがわたしを導いてくれる。・・・そう常々言っている指揮者のズービン・メータ。昨年の東関東大震災のあと、いち早くチャリティーコンサートを開いたのもご縁でしょう。
インド生まれで、初めて西洋クラシックの世界で成功した音楽家。彼が30歳代に続々とリリースしたアナログ・レコードには、そのことが絶えず纏ついていました。
それだけでもエキゾティックな印象を受けたのに、その頃聞いた曲が《春の祭典》であり、おそらくこの曲を最初に聞いた時の指揮者だったのではないかと今朝、改めて気がついたところです。

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2012年4月4日水曜日

今日、ピアノトリオ演奏会『音の万華鏡』を聴きに行きましょう - mp3 Download 有り

筍御飯と白身魚の黒酢あんかけをお昼に食べました。春の味覚、わたしはこの組み合わせが大好きです。この時期はオーディオに易しく、音楽がいつも以上に伸びやかに響く季節。良い音色に触れるには良いと思います。中でもシューベルトの室内楽は生き生きと躍動することでしょう。

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今夜、くまもと森都心プラザホールでピアノ・トリオの演奏会があります。

マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)、ヴェロニカ・エーベルレ(ヴァイオリン)、石坂団十郎(チェロ)

ドイツを拠点に活躍する3人の若きスターによるピアノ・トリオ。

 

ピアノトリオは“音の万華鏡”のようなものです。それぞれたくさんの色を持つ3つの形のかけらが絡み合い、映し合い、次々に新しい姿を見せます。

 

ゴージャスな音の競演をどうかお楽しみください。

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2012年2月27日月曜日

くまもと森都心プラザホールでピアノ・トリオ演奏会 ヘルムヘン&エーベルレ&団十郎

指揮者は確か、ノリントンさんなのだろうけれどもベートーヴェンの《トリプル協奏曲》をNHK交響楽団と共演するために、マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)、ヴェロニカ・エーベルレ(ヴァイオリン)と石坂団十郎(チェロ)が集う。その日の演奏会だけではもったいない。せっかくだからトリオとしてツアーを組んで欲しい。

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と言う希望の元、三人のコンサート・ツアーが実現したそうです。

2012年2月16日木曜日

【必聴盤】マルチチャンネル対応!ルイサダのショパンSACD超特価 - 舟歌&幻想ポロネーズ~ショパン名演集

濃密ロマン系のショパン解釈者として揺るぎない人気を誇るフランスのピアニスト、ジャン=マルク・ルイサダ。

彼が2007年に来日した時に録音されたSACD盤が、今日限りのお買い得。来日公演のライヴ録音ではなくて録音セッションを組んでの万全の音。フィリップ・トラウゴットのプロデュースですから、ピアノ・ソロの録音は最高。いったい彼はどのような魔法を使うのでしょう。レッド・シールで彼の名前がクレジットされていたら、ピアノの録音だったら必聴です。

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マルチバイ特価(税込) : ¥690 

一般価格(税込) : ¥4,190

2012年2月16日(木)までHMVで超特価

 

2012年2月9日木曜日

はつらつクラシック - 《ラプソディ・イン・ブルー》で消化促進

水曜日の熊本は一日、とても良いお天気でしたね。お昼のニュースでは最高気温が4度から6度と伝えていて、厳しそうな印象でしたが青い空の見える晴天で気温の低さはそれほど感じません。明るい午後ですが窓の外の木々の枝は良く揺れています。給食のBGMでしょうか、校舎からはガーシュウィンの『ラプソディー・イン・ブルー』が聞こえてきました。風を通すのに窓でも開いているのでしょう。

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一歩一歩
踏み固めながら
登っていくと
一気にそこから
落ちる
ということはない。

 

ガーシュウィンがオーケストレーションを習得したいと管弦楽法の天才ストラヴィンスキーに会った時に、『君からはお金儲けの方法を教わりたい』と言われています。パリの音楽院にガーシュウィンが音楽の勉強を学びたいと渡欧した時に『君にはもう何も教える必要は無いよ』と返された言葉に、続いて投げかけられた提案だった。『パリのアメリカ人』ガーシュウィンは、このラヴェルの洒落をどう受け止めたろうか。『君は今の通りで十分だ』と受け取ることが出来るラヴェルの言葉は、更にラヴェルが紹介状を書いて引き合わせたナディアからも「ガーシュウィンには生まれながらの音楽的才能がある」と言われている。

2012年1月31日火曜日

シューベルト・デイ、マーティン・ヘルムヘンで《ピアノソナタNo.20》を聴いた! 寛いだ! http://amzn.to/xgE0TJ

記憶。想い出の時間の中に、その時の音楽も一緒に記録としてとどめてあることがある。思い出話をしている時に、共通の記憶とは別に自分だけの胸の内で再生が開始されている音楽に漂おうとしていることがあります。
或いは、再び訪れた場所で聞こえてくる様な演奏がある。
そういうのは日頃は意識をしていないけれども、通奏低音の様に日々の風音、電車の走行音の間にいつもあったのかもしれない。

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誤解されないで欲しいけど。あの演奏は良かったねぇ、音が凄かったねぇ。と言った類いのものではないシューベルトが、これ。 http://amzn.to/xgE0TJ
一度聞いて、この演奏家の解釈、伝えたいことが『うん、分かった!』という録音は、音楽談義の中で次々と(記憶の中で)Qだし出来るのだけれども、そうで無い演奏がマーティン・ヘルムヘンが録音したシューベルトに感じます。
録音は2007年のことですし、進化形の演奏家には次の録音に期待しよう。と言ったコメントをつけることもある。でも、5年経って聞き直してみて。これはこれで良いんじゃない。そう再認識しました。